XrosSensitive XSS-59ST-Pro The"ANOTHER DEAR SLOW SP"

詳細

クロスセンシティブのスピニングモデル第3弾となるのが、

XSS-59ST-Pro The “ANOTHER DEAR SLOW SP”

 

9月27日(金)21:00 注文受付開始

 

 

G-TECの第1弾のXSC-59ST-Proのディアスローのブランクスを継承し、要望の高かったスピニングモデルに仕上げたモデル。

 

東レ最新カーボンM40Xをブランクスの70%に使用したスーパーハイスペックブランクス。

その最高の具材を独自のマグナス製法という料理方法で調理しています。

 

クロスセンシティブのロッドとは?

最高性能、芸術の領域へ・・・

クロスとセンシティブを掛け合わせている造語。クロスは、ソルト、フレッシュ問わず、またショア、オフショア問わず、フィールドをクロス(Cross)して使えるロッドを目指しています。

 

センシティブ(Sensitive)は、名前の通り、感度が高く敏感なロッドである意味。センスから派生した形容詞で、アングラーが、このロッドから何か感じ取れるインスピレーションを大事にしています。

 

XrosSensitive XSS-59ST-PRO The"Another Dear Slow SP"

クロスセンシティブのスピニングモデル第3弾となるのが、

XSS-59ST-Pro The “ANOTHER DEAR SLOW SP”

汎用性の高さを1本に凝縮することは、高度な技術があってはじめて実現します。

 

 

モデルの長さは、5フィート9インチのショートモデル。アクションはウルトラライトのスローテーパー。品名の語尾STがスローテーパーの略。

「UL;ウルトラライト」とは、あくまで一つの目安。実際にはロッドには、その竿の硬さを表すスペックやライン表記、ルアーウエイト表記もしていません。 

その理由は、フィールドや狙う魚種、ジャンルによって、アングラーのロッドの硬さのフィーリングが常に変化するからです。 

 

※リール最大ドラグ値は〜700gを推奨。例えば30cmの尺アジ(約800g)を掛けた場合は、魚を抜き上げず、タモ網を使用しましょう。

 

モデル名のSTの後に付けられている「Pro」は、まさにアングラーが自ら考え、そのシチュエーションにマッチさせたタックルバランス(ライン、ルアーウエイト、リールなど)を状況判断出来る、そういった、そのロッドのポテンシャルを引き出すことが出来るアングラーを意味する言葉として、ネーミングされています。

新たなコンセプトとして、アジング、メバリング、シーバス、クロダイ、ライトロック、エギングなど全てこなせる汎用性の高いクロスセンシティブ。さらにエリアトラウト、渓流、ブラックバス、そしてショアだけでなく、イカメタルやバチコンアジングも高次元で使用出来るという究極のスピニングタックルを実現しています。

 

要するにこの1本で何でも楽しみたい、「遊び」という釣りの本質を突き詰めたモデル。

 

それを実現するために、全てがプロスペック 

 

 

たとえばアジングにおいてのロッドの挙動

 

 アジングのシーンにおいては、特に0.5g以下のジグヘッドの操作性、キャスト感が気持ちよく、より繊細なアジングゲームに向いた仕様になっています。

 

たとえばジグヘッドの重みを「モタレ」感として、明確に感じると共に、その「モタレ」からアジがジグヘッドを吸い込んだ時に出る「抜けアタリ」もクリアにアングラーに信号として伝達させる感度、すなわち軽いリグを操作している時のありがちな「何をやっているか全く分からない」、「リグの位置がどこにあるのか分からない」といった、迷子感がクロセン(クロスセンシティブ)ではほぼ皆無。

 

それどころか潮のわずかな動き「潮流の変化」も、常に捉えることが出来るロッドで、何故釣れたのか、その原因をしっかり考察することが可能。

例えばジグヘッド0.4gといった軽いリグでも、何をやっているかが極めてわかりやすいから集中力が続きます。

 

これはゲーム性を高めるための重要なファクター

 

よって高い技術によって進化をもたらされたロッドは、「釣り」そのものを楽しくさせ、「釣果」をもたらし、釣りという「遊び」の本質をさらに磨き上げる、新しい価値観を創造します。

  

 

なぜソリッドではなくチューブラーティップなのか

 

 

一般的にはアジングロッドと呼ばれる掛け調子の竿はソリッドモデルが圧倒的に多い。

それもそのハズ、小さなアタリを弾かず、違和感なくアジにリグを吸い込ませるために、より細く柔らかく出来るソリッドティップに注目されてきたから。

しかし、ここで断言しますがチューブラーティップでもソリッドティップより、アタリを弾かず繊細なロッドを作ることは可能。

 

かくいう私もロッドを設計していくうえで、かつてティップ(穂先)ばかり注目していました。面白いことに、ここ6年間で分かったことは、実はティップよりもベリー部が重要であることを。

ティップとベリー部がどう繋がっているのか、そのバランスが重要。

スローテーパーとは、ベリー部の曲がりが非常に素直。一方、ソリッドティップのファーストテーパーは、ベリー部にストップ感をつくっています。それ故に、その硬さでいくらティップがソフトでも、小さなアタリを弾いたり、ソリッドティップが柔らかすぎてアタリがかえって取れないことが多いこともテスト等で分かってきました。

 

この違いは文字で説明するより「百閒は一見に如かず」、是非とも体感して頂きたいポイント。

 投げて積極的に操作し、積極的に掛けていく釣りには、継ぎ目が一切なく、力の伝達に中継がない、段差がないチューブラーがソリッドティップより軍配が上がることは明白。

 感度に関しても同じく、ソリッドよりチューブラーに明らかに軍配が上がります。

 

先径がφ1.15mmというチューブラー構造では、この極細の径を高い巻き付け技術で可能とし、チューブラーティップながらソリッドティップを思わせるような繊細さを実現しました。

 

 

センターカットの2ピース仕様。

継ぎ部は印籠継を採用。ティップの口元部、バット部の先端部を織りクロスカーボンで補強。
ティップの元部には品名を印刷。

 

 

ブランクスマテリアル

新ブランクス製法「MAGNUS製法」採用

カーボン繊維のトップブランド、東レ第3世代のカーボン採用

マグナス製法について詳しくみる

 

ロッドの表面(グリップ部以外)には無駄な塗装を極力抑え、100%カーボンブランクスの性能を最大限引き出すためのUMF仕上げを施しています。

UMF仕上げ(Unsanded Matte Finish:無塗装アンサンディング&マット仕上げ)

100%カーボンブランクスの性能を最大限引き出すための無塗装アンサンド処理を施しながら、同時にマットクリア仕上げが出来る技術がUFM(Unsanded Matte Finish)。

マンドレルに巻き付けたカーボンプリプレグをラッピングする時に特殊なテープを使用し、焼成と同時に焼き上がった素管(ブランク)に既にマット仕上げされる特殊な表面仕上げ。
塗料を一切使わないため、軽量化と感度の向上が高く望めるのと同時に、環境にも配慮した仕様です。
外部からの傷や汚れからブランクを守ります。

 

グリップ部のブランクスには、国産Quattro Axial Carbon(4軸カーボン)で補強。

さらにはルアーロッドでは、ほぼ使われない超々高弾性55t、東レのナノアロイカーボンを、このグリップ部に使い、高弾性化、高感度化、操作性を高めました。
結果、グリップ部のネジレ防止、剛性力が向上。キャスト精度、ファイト時のトルクアップ、より安定したファイトが可能となりました。

 

ガイドスペック

ガイド素材

ガイドは信頼と実績の富士工業製。
ガイド全て最上グレードのチタンフレーム。リングはSiC-Sリング(シリコンガーバイト製)。
フレームカラーはT2、ポリッシュ仕上げのダークグレーチタンフレーム。
SiC-SとはSiCのさらに極薄化させ進化させた、超軽量リング。 

硬さ、すべり、軽さ、耐蝕性も最高。さらに摩擦熱を逃がす最高素材。アジング等で使用される極細PEライン、エステルラインにもベストマッチします。

チタニウム(チタン)素材は、ステンレス素材より錆びにくく、淡水、海水に関わらず、錆びによる経年劣化しにくく、長くご使用出来ます。

 

トップガイド

トップガイドにはアロワナトップガイドKGトップガイドを採用。チタンフレームSiCリング。
PEラインでも糸絡みしにくい傾斜ブリッジ付きの軽量トップガイド。リングの高さがティップガイドと同じ高さで、飛距離アップに貢献。 

サイズは最も小さい3.5を採用。アジングやメバリングなどのライトゲームにおいて、その軽量からくる高感度を実現。

3D構造による糸絡み自動解除機能搭載で、PEライン、エステルラインの極細ラインに高次元に対応。
ストレスフリーでより繊細な釣りに集中出来ます。

 

バットガイド

 

 一番元部のバットガイドには、1本足のATVガイド採用。T2チタンフレームSiCリング。

極細ラインの使用においても、1本足のバネ力でフレキシブルに曲がり、ラインに掛かる負荷を軽減し、ラインブレイクといったトラブルを回避します。

 

ガイドシステム、バランス

Nano guide system(ナノガイドシステム)

ガイドシステムは、KRコンセプトガイドシステムをベースに、独自の多点小口径ガイドセッティングのナノガイドシステム。ブランクスの長さ、硬さに応じて緻密にサイズと数をセッティング。最適化を図り、ブランクスの曲がりを損なわず、ブランクスの性能を最大限活かす設計。

 

ナノガイドシステムは、多点小口径ガイドセッティングで、超高感度、超軽量化。
糸フケが出にくく、ラインの直線性が増し、飛距離の安定化、飛距離UPに貢献しています(※赤文字参照) 

ガイドバランス、それはロッドの性能に大きく関わってきます。通常より多くのガイドを配列することによって、ラインとの接触部分を増やし感度を上げ、パワーがライン、ガイドを通じて極力パワーロスなく伝達出来ます。本来ブランクスがもっているポテンシャルを最大限引き出してくれるセッティング。

※実際の飛距離テストでは、従来の大きいガイド設定の釣竿よりナノガイドシステム採用の釣竿の方が、飛距離が伸び、また飛距離にムラがない安定したデータを得られることが証明されています(測定:第三者機関「木更津高等専門学校」協力)

さらにはスレッドをシンプルな黒糸のみとし、余計な装飾を省き、極力エポキシ樹脂の量を減らして、軽量化を図ったこだわりのセッティング。 

 

グリップデザイン

R/Sリールシート

 

リールシートは高い実績を誇る富士工業製、超軽量、グリッピング性能、ホールド感に優れているスケルトンシートを採用。
リールをホールドするフートナットは、KDPSフードを採用し、腐食と錆びに強い最高グレードのI.P.シャイニーグレー仕上げ(ICカラー)。 

ロッドを相棒として長く使って頂けるような耐久性に強いICカラー仕様。

 

RMG構造-Rigidity Metal Grip(レジディティーメタルグリップ)

 

 

ブランクスは細く、スローテーパーでウルトラソフト。リールシートはスケルトンシートのスプリット採用。

そのため従来設計では、そのリールシートを取り付けるグリップ部におけるネジレ、歪みが生じやすいため、実際に使用すると「グニャグニャ」と気持ち悪く、操作に集中できない、正確にキャストが決まらない。魚とのファイトが安定しない、という結果に。 

それらの現象を防ぎ、剛性力を上げるため「RMG構造」を採用。
アルミ素材のメタルパーツを施し、剛性感を上げています。 

金属パーツをただ追加するだけでは、「軽さと感度」をスポイルしてしまう。それを失わないためにも限りなく肉抜きし、同時に直接カーボンのブランクスにタッチ出来るシステムが、「RMG構造・Rigidity Metal Grip」になります。

さらにグリップ部には、Quattro Axial Carbon(4軸カーボン)をプラスし、ネジレ防止、剛性力を上げています。それによってキャスト時、ファイト時にグリップ部の歪みやバランスの悪さを解決し、キャストアキュラシー向上とファイト時のトルク力向上を実現しています。

 

エンドグリップはメタルパーツで補強し、バランサーの役割と剛性感を高めています。
軽さ、繊細さを高めるために極小化のエンドグリップ。

 

開発者コメント

通常より倍近くの開発期間を掛け、少しずつではありますが、新製品を丁寧にリリースしていくのが、G-TECスタイル。

しかしすでに完璧とまで言える完成したブランクスを流用しているため、G-TECでは最も短い開発期間で完成された異端児モデル。

 

ベイトフィネスのディアスローが発売されてから、このブランクスを使ったスピニングモデルの要望が実に多く、実際に素管のみを購入し、

スピニングに仕上げていた強者もいるほど。

 

やはりこのモデルの開発をして感じたのは、ブランクスが完成していれば開発が早い、ということ。

最も開発期間が短かったモデルではあるが、それだけロッドの心臓部であるブランクスが完成していれば、ロッド全体の完成も早い、という事実があらためて実感した次第。

 

 

30g台の異次元の軽さを持ちながら、唯一無二の感度の高さを解き放つ。

0.5g以下のジグ単の飛距離、キャストフィール、操作感の違いを是非とも体感して頂きたい。

 

クロスセンシティブ、という名前の通り、あらゆるフィールドで、あらゆるターゲットが狙えるバーサタイル性能が高いモデル。

 

アジングを軸としながら、メバル、渓流、エリアトラウト、ブラックバス、秋エギングなど。オフショアでは、バチコンアジング、イカメタル、ボートメバルがこの1本で楽しめてしまう。

 

 

 

 

 

「軽さ」は絶対的な正義なのか。

 

軽さは目的ではなく、釣りをもっと楽しくするための「ツール」の一つと考えています。「魚を釣る」という目的だけならば、安くて重いロッドでも十分釣れます。

だがしかし、軽さがもたらす「感度・操作性・安定感・繊細さ」、これらのベースをさらに上げることで、「最高の遊び」「最高の満足」という価値が得られるわけです。

つまり「軽さ」や「最高のスペック」をお届けしたいのではなく、「最軽量の軽さ・最高スペック」の道具を通じて、その道具でしか味わえない「感動」という釣り人にとっての「宝物」をお届けしたいとG-TECは考えています。

 

「釣りは遊び」という趣味の本質を考えた時、それらの「最高」を得るために対価を払い、その釣り人生の価値観を見出すことが出来る「考えるアングラー」にこそ使って頂きたいのです。

素材面の最新素材「第3世代カーボン」へのシフト、そして製法面においても、コスト高、多くの手間が掛かるデメリットは承知の上で、現在考え得る最善の方法を取っています。

 

この「ディアスロー」は、簡単に表現すると、

 

・一匹でも夢みられるロッド

・たとえ魚が釣れなくとも夢みられるロッド

・ほかにはない感動が得られる

 

そんなロッドをつくりました。


主役である皆さまがキラキラと人生が輝ける、そんなお手伝いが出来ればと。

 

 

商品スペック一覧表

 XSS-59ST-Proスペック表

 

フォトギャラリー

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 ロッド取り扱いについて

取扱説明書ページはこちら

 

XrosSensitive XSS-59ST-Pro The"ANOTHER DEAR SLOW SP"

販売価格: 49,900(税別)

(税込: 54,890)