XrosSensitive XSC-71ML+
詳細
G-TEC第三弾、XrosSensitive XSC-71ML+ The"POWER FINSSE PLUS"
完売しております。
次回入荷は2025年3月以降となります。
※初回特典であったオリジナルドッグタグとシリアルナンバーは、ロッドには付きませんのでご注意ください。
パワーフィネスプラスは、ショア、オフショア問わず1本で何でも出来る汎用性の高さを目指したモデルになります。
ロックフィッシュゲームを軸に、ショアから楽しむバスフィッシング、シーバス、クロダイ、マゴチやヒラメや、ボートから楽しむボートロック、ボートシーバス、ボートチヌ、使い方はアングラーの自由です。
ソルトのシーンにおいて、ベイトタックルを用いるベイトフィネススタイルを構築してきましたが、そのベイトフィネスの集大成、過去を超えるロッドを作りたくて、今回このモデル「パワーフィネスプラス」を作成しました。
アジングやメバルなどは既に完成している同じくクロスセンシティブのディアスローで十分楽しめ、対応が可能ですが、ライトロックを前提とした時、やはり消波ブロックの隙間や、海藻生い茂るジャングル地帯を積極的に攻めなければならず、そういった場所へのアプローチは、スローテーパーのロッドでは不向きになります。
そのため、より攻撃的なファーストテーパー、繊細さを残しつつ、よりパワーのあるロッドが必要でした。
よって、分かり易く言えば、第一弾のベイトフィネス59ST-Proのディアスローとこの71ML+パワーフィネスプラスがあれば、自分の得意とするソルトのベイトフィネスは、この2本で全て事足りる、といっても過言ではないほど、自分の信頼出来る両腕となっています。
アジング、メバル系のライトゲームは59STディアスロー、ライトロック、大型狙いは71ML+パワーフィネスプラス、といった感じの使い分けです。もちろんシチュエーションでも使い分けしますが、スローテーパーでは攻め辛い、藻場や消波ブロック、磯場などは、この71ML+パワーフィネスプラスが最適です。
宮城、塩釜のアーネストでのボートロックテスト。
去年秋、まずは1stプロトを東北に持ち込んで、テストが開始しました。
南は四国、愛媛にも持ち込んでテスト。
50cm前後のオオモンハタを何本も掛けて、ブランクスをチェックしていきました。
あれから1年...
ライトロックで多用するのが、このモデル。59STのディアスロー(スローテーパーのロッド)では攻められない、海藻が生い茂る藻場を攻める場合、消波ブロックの隙間を狙う場合、岩が点在する磯場、そういった場面には、この71ML+が必要となってきます。
こういったシチュエーションでは、魚の重量だけでなく、時には海藻ごと引きずり出してこなければいけないことが多々あります。
ただパワーがあるというロッドではなく、あくまでベイトフィネスモデル。フィネス部分が一番の強味。
そして30cm未満のロックフィッシュも楽しめるのが大事なコンセプト。
これはソルトのベイトフィネスを構築してきた当初からのコンセプト。
新たに変えていくことも大事ですが、守らなければならない事もあるのも重要。
フィネスながら、MAGNUS製法でかなり無理難題な大型にも対応出来るようになったのが新たな発見。
フィネスなロッドで、魚を引きずり出してくる感覚はアングラーにとって、たまらない瞬間です。
このロッドで獲った魚は、サイズに関わらずアングラーの脳に深く印象を残してくれる、そんな仕上がりに。
ブランクスマテリアル
ロッドの心臓部であるブランクス。このブランクスに採用されている素材は、国産である東レ100%カーボンプリプレグを使用。
さらに最先端の第3世代であるT1100G、M40Xの33t、40tの高弾性を採用。さらに東レの最先端技術であるナノアロイを搭載した55tの超高弾性も使用。
その最先端素材をマグナス製法という独自の高い技術でブランクスを設計、焼き上げています。
良い道具は素材を生かし、釣り人を活かしてくれます。
是非、この最新の技術を使ったロッドを使って違いを体感してみてください
プロトをすでに使ったアングラーは、全く違う、これほどまで違うのか、と口を揃えてその進化を体感しています。
MAGNUS製法 - G-TEC graphite technology 詳細はこちら
センターカット2ピース
センターカット2ピース仕様。ティップはチューブラーティップ。
継部は印籠継を採用。ティップの口元部、バット部の先端部を織クロスカーボンで補強。
ティップの元部には品名を印刷。
満月状に曲げても、どこで継いでいるのか分からないほど精密な印籠継。綺麗なベンディングカーブにこだわって設計されています。
継ぎ部の脆弱性をなくし、ロッドのパワーロス無く、フルキャスト、魚とのファイトが可能です。
この限りなくワンピースに近いロッドにするために、マンドレル設計、センターレス加工技術、ブランクス構造、テーパーデザインなど、全て見直し、最新設計で進化した2ピースを実現しています。
ロッド表面処理
ロッドの表面(グリップ部以外)には無駄な塗装を極力抑え、100%カーボンブランクスの性能を最大限引き出すためのUMF仕上げを施しています。
UMF仕上げ(Unsanded Matte Finish:無塗装アンサンディング&マット仕上げ)
100%カーボンブランクスの性能を最大限引き出すための無塗装アンサンド処理を施しながら、同時にマットクリア仕上げが出来る技術がUFM(Unsanded Matte Finish)
マンドレルに巻き付けたカーボンプリプレグをラッピングする時に特殊なテープを使用し、焼成と同時に焼き上がった素管(ブランク)に既にマット仕上げされる特殊な表面仕上げ。
塗料を一切使わないため、軽量化と感度の向上が高く望めるのと同時に、環境にも配慮した仕様です。
外部からの傷や汚れからブランクを守ります。
ガイドシステム
ガイド素材
ガイドは信頼と実績の富士工業製。
トップガイド、ティップガイドは最上グレードのチタンフレーム。リングはSiC-Sリング(シリコンガーバイト製)
フレームカラーはT2、ポリッシュ仕上げのダークグレーチタンフレーム。
SiC-SとはSiCのさらに極薄化させ進化させた超軽量リング。
硬さ、すべり、軽さ、耐蝕性も最高。さらに摩擦熱を逃がす最高素材。
ティップガイド
71ML+モデルのティップ部のガイドにはKTガイドを採用。(71Hは強度重視のKBガイド)
KTガイドとは、小口径シングルフット、PEラインなどライントラブルが少なく、軽量化された最新のガイド
ベイトフィネスに最適な4サイズ。ナノマイクロガイドシステムで軽さ、感度、操作性を向上させています。
トップガイド
トップガイドにはアロワナトップガイドKGトップガイドを採用。チタンフレームSiCリング。サイズは4.0を採用。
PEラインでも糸絡みしにくい傾斜ブリッジ付きの軽量トップガイド。リングの高さがティップガイドと同じ高さで、飛距離アップに貢献。
3D構造による糸絡み自動解除機能搭載で、PEラインの極細ラインにも高次元に対応。
ストレスフリーでより繊細な釣りに集中出来ます。
一番元部のバットガイドには、LKWガイド採用。KWの軽量ライトバージョン。
材質は、強度と耐久性、剛性を重視したステンレス。
ダブルフットチョークガイドの最軽量シリーズになります。元部はダブルフットで強化しながら、同時に軽量化も図っています。
グリップデザイン
R/Sリールシート
リールシートは高い実績を誇る富士工業製、超軽量、グリッピング性能、ホールド感に優れているスケルトンシートを採用。
リ ールをホールドするフートナットは、KDPSフードを採用し、腐食と錆びに強い最高グレードのI.P.シャイニーグレー仕上げ(ICカラー)。
ロッドを相棒として長く使って頂けるような耐久性に強いICカラー仕様。
RMG構造-Rigidity Metal Grip(レジディティーメタルグリップ)
リールシートはスケルトンシートのスプリット採用。
従来設計では、そのリールシートを取り付けるグリップ部におけるネジレ、歪みが生じやすいため、実際に使用すると「グニャグニャ」と気持ち悪く、操作に集中できない、正確にキャストが決まらない。魚とのファイトが安定しない、という結果に。
それらの現象を防ぎ、剛性力を上げるため「RMG構造」を採用。
アルミ素材のメタルパーツを施し、剛性感を上げています。
金属パーツをただ追加するだけでは、「軽さと感度」をスポイルしてしまう。それを失わないためにも限りなく肉抜きし、同時に直接カーボンのブランクスにタッチ出来るシステムが、「RMG構造・Rigidity Metal Grip」になります。
さらにグリップ部には、Quattro Axial Carbon(4軸カーボン)をプラスし、ネジレ防止、剛性力を上げています。それによってキャスト時、ファイト時にグリップ部の歪みやバランスの悪さを解決し、キャストアキュラシー向上とファイト時のトルク力向上を実現しています。
※一部、大型のリール、リールフットの厚みのあるリールが装着しづらい場合がございます。アブガルシアのリール(ZENON、REVO、BEAST等)は問題なく装着出来ます。またアルファスair、カルカッタコンクエスト200、キャタリタTWなども問題なく装着出来ます。一部23アンタレスDC MD、SLX DC XTなど装着出来ない場合がございます。ご注意下さい。
こだわりのオールコルクグリップ
正直、今までロックフィッシュロッドの開発において、積極的にコルク素材をグリップに使ってきませんでした。その理由としては、コルクの方がEVA素材より使っていくうちに黒ずんでしまう、という経時変化がEVAと比べ起き易いからで、無難なEVAを採用してきました。
しかし最近感じるのは、コルクがアングラーに非常に好まれるということ。それは釣りをすればするほど、釣り経験が長いアングラーほど、その傾向があるのかもしれません。
見方を変えれば、コルクの方が使えば使うほど味が出て、自分の相棒として愛着が沸く、という方も多く、私もコルクの良さを再確認しています。
またEVAとコルクの感度測定を実施しましたが、コルクの方が振動する波形が大きく、手元にアタリやラインを通じて多くの情報が伝わりやすい事が分かっています。
よってEVAのスポンジ素材よりコルク素材の方が伝達力は高く、釣りに必要な感度は高いと言えます。よりセンシティブなロッドに仕上げるためのコルク素材を採用しました。
しかしコルクには弱点があって、自然なものなので、入手困難な時がある、また品質がものによってマチマチといったことがあります。よってグレードが低いコルクを使うと、スカスカになってすぐにボロボロになってしまいます。安いグレードは穴が多いので、そこにパテ埋めしているのが原因です。
そのデメリットを極力減らすために、XrosSensitiveに使われるコルクは、トリプルA、つまりAAAコルクを指定し、製造されています。
重心モーメントと重量
1stプロトから完成度が高かった71ML+。
2ndではさらにブラッシュアップ。
1st
71ML+ 89g 重心モーメントの位置がエンドから560mm
2nd
71ML+ 86g 重心モーメントの位置がエンドから510mm
このように2ndサンプルでは、ロッド自重をさらに軽量化し、同時に重心モーメントの位置をよりグリップよりに改善。
単なる軽量化ではなく、ロッドバランスも図りながらの軽量化を実現しましたので、自重は軽いけど持った感じが重い、といったありがちな現象を防いでいます。
さらに3rdサンプルを経て、4thサンプルで完成となりました。
長時間使っても、バランスの良さから釣りに集中出来る快適バランスを実現し、よりゲーム性の高い、楽しい釣りを可能としています。
開発者コメント
このモデルの開発スタートとして、東北アーネストの佐藤キャプテンと、よりシビアになったロックフィッシュのシーンにおいて、さらに繊細なロックフィッシュが欲しいよね、ということで開発が始まりました。
現代のロックフィッシュシーンでは、ラインもより細く、シンカーもより軽く、ハイプレッシャーの中でいかに魚に口を使わせるか、よりゲーム性の高い、高度なテクニック、タックルバランスを求められています。
佐藤キャプテンと、やはり従来のロッドだとパワーがあるが、やはりどうしてもオーバーパワーで、繊細さに欠ける。もっと繊細さを兼ね備えたロッドが必要だよね、ってことで最低限必要な3機種から着手。
68M、71ML+、71Hとテストし、従来のロッドより軽く、バランスも高めました。もちろん軽量化することで、感度も向上させました。
ただ船長と新たなロックフィッシュロッドを作る上で、ロックフィッシュ専用にはせずに、マグナム製法による汎用性の高さを利用し、あらゆるフィッシングシーンで使える新しいコンセプトのロッドに仕上げよう、という方向性で開発してきました。
実は第一弾となるXrosSensitiveディアスローの前に、あらゆる釣りにクロスして使え、より繊細なセンシティブなロッドを作ろう、と佐藤キャプテンと方向性を決めた時に、決定されたのがクロスセンシティブというシリーズ名でした。
この名前からロッドのコンセプトが分かるように、使い方はアングラーの自由で、ロックフィッシュを基本としながらも、バスやシーバス、黒鯛、マゴチ、ナマズや雷魚まで、あらゆるシーンでテストしてきましたが、どれも高次元で使うことが出来ます。
ファーストテーパーながら、魚を掛けるとしっかりバットまでしなり、魚のバラシを防いでくれます。それはロックフィッシュだけでなく、エラ洗いでバレやすいシーバスでもそのバラシの少なさをテストしました。3gや5gといった軽量のシンカーが扱いやすく、ライトテキサスやフリーリグに最高なマッチングはもちろん、ミノーやトップウォータープラグの相性も抜群で、ファーストテーパーならではの操作性が魅力です。
佐藤キャプテンはほぼ毎日出船するボートスタイルをメインにテストし、私はショアからメインにテストを1年以上繰り返してきました。
2ndサンプル、3rdサンプル、そして4thサンプルと、通常よりロングなスパンで試作を繰り返してきた結果、ようやく納得できる完成度のロッドが出来上がりました。
3機種開発しているうちの2機種、71Hと71ML+から発売します。
この開発ストーリーは、71Hと同じ。実際に71ML+も同タイミングで開発がスタートしました。
ただ71ML+にはまた別の開発目的があり、それはベイトフィネスの最高峰の、これ以上ないロッドを作りたかったことにあります。
ライト系は59ST-Proで、これ以上不可能な軽さ、感度を目指し、同じベイトフィネスモデルでも、スローテーパーではなくファーストテーパーのモデルを作り、
将棋で言うところの、飛車と角、その性格の異なる完璧な両腕となる武器を作りたかったのです。
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ロッド取り扱いについて
販売価格: 47,000円(税別)
(税込: 51,700円)